酸処理していない海苔 焼のり 薫 全型10枚入り｜出水天恵海苔

鹿児島・出水（いずみ）産、無酸処理海苔

支柱高吊り式という昔ながらの漁法でつくられた、「太陽」と「海」と「山から流れ入る水」という自然の力を最大限に生かした、香り・風味豊かな自然でおいしい海苔です。日本で唯一漁港として酸処理をせずに作られた貴重な逸品です。

海苔と「酸処理」について

自然の海苔は、干潮時に露出し（「干出」といいます）、満潮時に海水をかぶる潮間帯の岩場などに生えます。養殖の場合も、網をこの潮間帯の高さに貼ります。
海苔は干出することによって、付着したバクテリアが死ぬので、病気にかかりにくくなりますが、海苔は海水に浸かっているときに栄養分をとるので、干出時には成長が犠牲になります。また、太陽や外気にさらされることによって赤っぽく色がさめます。
しかし、干出することによって、海苔は海水の中に戻った時に、海中の養分を一気に得ようとし、味がよくなります。この干出の為には、毎日、養殖の網の高さを調節しなければなりません。

そこで、干出の代わりに行われることになっていったのが、酸処理です。海苔網を酸性処理剤によって酸処理し、バクテリアを殺し病気を防くというものです。しかし、現在この酸性処理剤の不法投棄、環境汚染が問題になっています。水産庁の通達では、無機酸の使用を禁止し（有機酸を推奨）、使用済みの酸性処理剤は、陸上に持ち帰り中和処理することとされています。

上位の評価を受けた海苔「薫」

水出市福之江浜では、海の汚染に繋がる「酸という薬剤処理」に頼らず本来の海苔を作っています。生産効率が悪く生産枚数にも限りある出水海苔（年間最大1000万枚）。「薫」は、入札にて上位の評価を受けた等級を加工した貴重な商品です。

●直射日光を避けて冷暗所に保存。