太陽の光をいっぱい吸ったモラセスシュガー
国産(鹿児島県種子島産)の良質なさとうきびを原料としています。
糖蜜を分離して砂糖結晶だけを取り出したミネラル分の多い砂糖で、粗精糖とも呼ばれています。
本来さとうきびが持っているおいしさを自然の形で残したお砂糖です。独特の風味と甘味は、素材の味を生かします。
砂糖のはたらき
◎」砂糖は材料の水分をとりだし、食品中の成分をより密にする働きがあります。雑菌が繁殖しにくくなり、芋かん等のように腐敗しにくいものをつくります。
◎ホットケーキやどら焼きなどのお菓子をつくる際、砂糖を加えることにより、焼き面の色がキレイで、キメが細かく仕上がります。
◎お料理を甘くするだけではありません。高温調理のお料理では、砂糖や食品中のたんぱく質が分解して、芳香を持つ物質が出てきます。これはメイラード反応と呼ばれ、料理をおいしく感じさせる働きがあります。
モラセスシュガーの製造工程
1.花が咲き終わってから刈りとられた、さとうきびの茎は、葉を取り除きそのまま工場に運ばれます。工場に入るとキャリヤに乗せられ、茎を細かくきざむ「カッター」という工程を経ます。
2.きざまれたさとうきびは、圧搾機で絞られ、糖汁と残った繊維(バガス)に分けられます。
3.絞り出された糖汁に石灰を加え、加熱して不純物を取り除きます。
4.不純物を取り除いた糖汁は、濃縮缶という大きな器の中で自然な形で濃厚な糖液にします。
5.その糖液は真空結晶缶に移され、さらに濃縮して、砂糖の結晶を含んだ濃糖液がつくられます。
6.この濃糖液を遠心分離機にかけて、糖蜜と粗糖に分離します。この粗糖を乾燥させたものが『モラセスシュガー』です。